学校制度

専修学校・各種学校とは

学校教育法で定められた学校

専修学校・各種学校とは学校教育法(第7条の2、第82条、83条)に定められた学校で、授業数・教員数や施設・設備などの一定の基準を満たしている場合に、所轄庁である都道府県知事の認可を受けて設置されています。
実習が多いのが特長で、未来のスペシャリストの育成を目指した各種検定の合格や資格の取得をはじめとする、職業に必要な知識・技能の修得のための実践的な教育を行っています。


専修学校

修行年限1年以上、年間授業時間800時間以上など一定の設置基準を満たした都道府県知事認可の学校です。
入学資格の違いによって、3つの課程があります。

専門課程 (一般的に「専門学校」と呼ばれます)

高等学校卒業、3年制の高等専修学校卒業・それと同程度以上の方に入学資格があり、大学に次いで進学率のある高等教育機関です。職業教育に特化した教育をおこなっているので、最短でプロになれる学校です。
高等教育機関とは、高校卒業後に進学する学校のことです。

職業実践専門課程

企業等との密接な連携により、最新の実務の知識やスキルを身に付けられるよう教育課程を編成し、より実践的な職業教育の質の保証と向上に取り組む専門学校を2014年より文部科学大臣が認定しています。

高等課程(一般に「高等専修学校」と呼ばれています)

中学校卒業以上の方に入学資格があり、社会に出てすぐに役立つ職業能力を養成することを目的として、技能や実務面に重点を置いた教育を行っています。また、高等学校卒業資格や大学に進む道もあります。

高等学校卒業の資格も得られます。

技能連携制度によって平成元年より高等学校と同じ3年間で卒業資格が取得できるようになりました。

卒業後、大学に進む道もあります。

一定の要件を満たした高等専修学校の卒業生には、大学受験資格が与えられ、大検を受けずにそのまま大学を受験することができます。※文部科学大臣の指定を受けた学校に限る。

高等学校等修学支援金が支給されます。

一般課程

入学資格は特にないため、誰でも自由に専門的な知識と技術を学ぶことができます。※入学資格は学校ごとに決めています。

各種学校

修行年限1年以上(簡易なものは3カ月以上)、年間授業時間680時間以上で、専修学校より基準が緩やかなため、様々な分野でバラエティに富んだ教育が行われています。最近では、留学生を対象とした日本語学校が増えてきています。


専修学校は資格を取るのに有利

情報化社会やJOB型雇用がすすむ中、何ができるかを証明する「資格」がますます重要になってきています。専修学校や各種学校では、国家資格をはじめ各種資格取得を目指しながら、現場で役立つスキルの習得も目指した実践的な授業を行っているため、卒業後は即戦力の人材として目指す分野でプロとして活躍することができます。

文部科学省認定「専門士」・「高度専門士」の称号で、
生涯学習の機会は大きく拡がる!

専門士

修業年限2年以上・授業時数1700時間以上の専門学校で、文部科学大臣が認めた専門学校の卒業者には、「専門士」の称号が付与されます。専門士の称号が付与されると、短期大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、大学2年次・3年次への編入の道も拓かれます。

高度専門士

修業年限4年以上・授業時数3400時間以上の専門学校で、文部科学省が認めた専門学校の卒業者には、「高度専門士」の称号が付与されます。高度専門士の称号が付与されると、四年制大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、大学院の入学資格が与えられます。